太陽光発電を後付けする費用は?後付けしてみて感じたメリット・デメリットを紹介。

こんにちはハッチです。

我が家は2022年7月に新居を建て、その3ヶ月後に太陽光発電を後付けで設置しました。

太陽光発電って後付けで設置しても大丈夫なのかな?

このように太陽光発電の後付け設置に関して、不安を感じている方もいるかと思います。

そこでこの記事では、実際に我が家が太陽光発電を後付け設置してみて感じた、メリット・デメリットを紹介していきます。

太陽光発電の後付け設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人
  • 30代会社員、妻(専業主婦)と子ども(3歳)の3人家族
  • 太陽光発電アドバイザー資格保有
  • 家は一戸建でオール電化
  • 2022年10月にリフォームローンを組んで太陽光発電を設置
  • 保証期間内(15年間)で得られる経済的メリットは約150万円の見込み

太陽光発電の経済効果を紹介】

【2023年の年間実績】
売電収入:+126,633円
節電効果:+96,389円
ローン支払:-119,284円
収支:+103,738円
実質負担なしで電気代を安くできています!

売電収入とローン支払いを差し引くと、
+7349円になります。

つまり我が家は、“7349円受け取りながら、電気代96,389円を削減”できたことになります。

太陽光発電で失敗しないためには“相見積もりが必須”です。

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目次

太陽光発電を後付けしてみて感じたメリット

まずは、我が家が太陽光発電を後付け設置して感じたメリットから紹介していきます。

後付け設置して感じた2つのメリット
  • 設置費用を安く抑えることができた
  • 余裕をもって計画できた

メリット①:設置費用を安く抑えることができた

我が家が太陽光発電を後付け設置した一番の理由は、設置費用を安くしたかったからです。

太陽光発電を設置した目的が、家計の負担を減らすためだったので、設置費用にこだわる必要がありました。

経済目的で設置するのに、割高な価格で設置すれば意味がありませんからね。

そして実際に、当時の相場価格が1kwあたり25.9万円という中で、我が家は16.8万円で設置することができました。

詳しい設置費用についてはこちらの記事で書いています。

割安で設置するためには、相見積もりと価格交渉が必須です。

これが新築時に住宅会社で設置してもらう場合、競合相手がいないため、価格交渉は厳しくなります。

また、住宅会社の場合だと、中間マージンが発生するほか、仕入れ値が高い可能性があります。

実際に我が家の設置費用について、家を建ててくれた工務店に聞かれて答えたところ、

うちの仕入れ値よりも安いですね。

このように言われました。

太陽光発電を専門にしている業者の方が、取引量も多いので、仕入れ値が安くなるのかもしれません。

ただし、必ずしも後付けで別業者に依頼するのが最善とは限りません。

我が家の場合、工務店の方に、

自由に設置してもらって大丈夫ですよ。

このように言われたので良かったですが、住宅会社によっては関係性に影響が出る可能性もあります。

住宅会社との関係も考慮に入れ、検討することが大切です。

メリット②:余裕をもって計画できた

新築時に設置する場合と比較して、後付け設置は余裕をもって計画することができます。

新築時というのは、決めることが多かったり、様々な手続きがあるなどして忙しいです。

特に注文住宅となると、細かいところまで決めていく必要があります。

そのような中で、太陽光発電のことまでしっかりと考えて計画するのは大変です。

我が家も最初は新築時にと考えていましたが、他に決めることが多くて、じっくり検討するなんて余裕はなかったですね。

太陽光発電を無計画に設置してしまえば、失敗につながる可能性があります。

今振り返ってみても、余裕をもって計画できたのは良かったです。

  • 設置費用
  • 設置容量
  • メーカー選び

こういったことも、自分で計画して決めることができました。

そしてその結果、設置から現在まで毎月プラス収支を維持しており、大満足です。

太陽光発電を後付け設置するデメリット

先ほどは太陽光発電を後付け設置して感じたメリットを書きましたが、一方でデメリットや注意点もあります。

太陽光発電を後付け設置するデメリットや注意点は以下のとおりです。

後付け設置するデメリット・注意点
  • 隠蔽配線・配管ができない
  • 気密性が低下する可能性がある
  • 耐震性に影響が出る可能性がある
  • 住宅会社の保証が切れる可能性がある

デメリット①:隠蔽配線・配管できない

太陽光発電を新築時に設置する場合、配線や配管を壁の中に通すことで、外観から見えないようにすることができます。

これが後付け設置の場合だと、配線や配管を隠すことが難しくなります。

そうなると、家のデザイン的にはマイナスですよね。

経済性よりも外観を重視する方は、後付け設置は不向きかもしれません。

我が家も外観から配線・配管が見えるようになっています。

しかしながら、実際に設置してみたところ、我が家としてはそこまで気になりませんでした。

我が家の太陽光発電後付け設置状況写真(配線・配管)

これも、設置業者が丁寧に設置してくれたおかげです。

配線・配管を完全に隠すことはできませんが、優良業者に設置してもらうことで、ある程度カバーできるかと思います。

デメリット②:気密性が低下する可能性がある

気密性は省エネ住宅に欠かせないものです。

我が家も省エネにこだわって家を建てたので、高気密住宅となっています。

しかし、太陽光発電を後付け設置した場合、気密性が低下してしまう可能性があります。

注意しないといけないのは、壁を貫通させた配線、配管部分です。

貫通させた部分は、わずかとはいえ隙間ができてしまいます。

ここをしっかりと気密処理しておかなければ気密性が低下してしまいます。

我が家の場合は、配線の貫通部分は吹き付けウレタンで気密処理してもらいました。

中には、気密処理を忘れてしまう業者もいるかもしれませんので、念を押してお願いしておきましょう。

デメリット③:耐震性に影響が出る可能性がある

日本は地震大国で、南海トラフなどの巨大地震がいつ発生してもおかしくない状況です。

家において最も重要なのは耐震性だと考えています。

しかし、太陽光発電を後付け設置した場合、その耐震性に影響が出てしまう可能性があるのです。

その理由は、屋根に太陽光パネルをのせることで、重さが加わり、さらに重心位置も変わってしまうからです。

これによって、地震の揺れで家にかかる負荷は大きくなってしまいます。

特に昔の家だと、耐震基準が現在よりも甘いため、注意が必要です。

太陽光発電を設置する前に、まずは、耐震性の高い住宅にしておくことが重要です。

太陽光発電を設置しても、地震で家に住めなくなってしまえば、意味がありませんからね。

デメリット④:住宅会社の保証が切れてしまう可能性がある

太陽光発電を後付け設置した場合、住宅会社によっては保証が適用されなくなる可能性があります。

おそらく、住宅会社の保証が切れてしまうという理由で、後付け設置を諦める方も多いはずです。

確かに、住宅会社の保証が切れるとなると不安になりますよね。

しかしながら、我が家としてはそこまで問題ないと思っています。

それは、設置業者にも施工保証があるからです。

多くの業者では、10〜15年の施工保証制度を設けています。

仮に太陽光発電設置によって、雨漏れなどのトラブルがあったとしても業者の施工保証で対応できます。

また最近は、施工技術も向上しており、雨漏れリスクなどもかなり低減しています。

太陽光発電は計画的に設置することで、100万円以上の経済的メリットを得ることができます。

私としては、住宅会社の保証で、太陽光発電を諦めるのはもったいないように思います。

まとめ:後付け設置はメリット、デメリットを踏まえて検討しよう

今回は太陽光発電を後付け設置する場合のメリット、デメリットについてお伝えしました。

結論として、我が家は後付け設置して良かったです。

ただし、人によっては後付け設置して後悔してしまうかもしれません。

後付け設置を検討している方は、今回紹介したメリットとデメリットを踏まえて、検討してみてください。

今後電気代がさらに高騰していけば、太陽光発電を設置する効果はより大きくなっていきます。

太陽光発電は、設置前にしっかりと計画しておけば、失敗するリスクは低くなります。

当ブログではこの他にも、我が家の実体験を元にした太陽光発電に関する情報を発信をしています。

ぜひ他の記事も参考にしてみてください。

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