太陽光発電を設置したいけど失敗しないためにはどうすればいいのかな?
太陽光発電の設置を検討してるけど、失敗したくないと考えている人も多いはず。
太陽光発電に関して調べていると、設置したほうがいいという情報もあれば、設置して失敗したなどネガティブな情報など様々なものが出てきます。
しかし結論からいうと、きちんと計画的に設置すれば太陽光発電は得します。
とはいえどのように計画を立てて設置すれば良いのか分からないという方も多いはず。
そこでこの記事では以下の内容で記事を書いきました。
この記事を読むことで太陽光発電で失敗する可能性をグッと減らせると思うので、ぜひ最後まで読んでみ下さい。
【太陽光発電の経済効果を紹介】
【2023年の年間実績】
売電収入:+126,633円
節電効果:+96,389円
ローン支払:-119,284円
収支:+103,738円
実質負担なしで電気代を安くできています!
売電収入とローン支払いを差し引くと、
+7349円になります。
つまり我が家は、“7349円受け取りながら、電気代96,389円を削減”できたことになります。
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太陽光発電で失敗しないために重要な3つの要素
太陽光発電で失敗しないために重要となるのは次の3つです。
重要な3つの要素
どれも外せない重要な要素です。
この3つの要素さえ抑えておけば、太陽光発電で失敗する可能性は限りなく低くなります。
要素①:太陽光発電にかかる費用
太陽光発電を設置した場合、次の費用がかかります。
重要なのは、これらの費用を保証期間内に回収してしまうこと。
多くは人は太陽光発電でどういった費用がかかるのかを理解しないまま設置しています。
きちんと計算して計画的に設置することで、損してしまう可能性を限りなく低くすることができます。
- どのくらいの費用がかかるのか
- どのくらい費用で設置すればいいか
これらを具体的に解説していきます。
費用のポイントは以下のとおりです。
- 初期費用は1kwあたり20万円以下にしよう(保証期間内で全ての費用を回収できるため)
- ローンを組む場合は利息も計算しておこう
- メンテナンス・修理費はパワコン交換20〜30万円、定期点検1回2〜5万円が必要
- 処分・撤去費は15万円程度必要(パネル20枚想定)
初期費用
最初に説明するのは、初期費用です。
初期費用には次のようなものがあります。
- 太陽光発電システム費
- 設置工事費
- 電気工事費
- 保証費
- 申請代行費
太陽光発電において最も重要なのが初期費用です。
見積書を受け取った際、これらの初期費用が全て含まれているか確認して下さい。
ではこの初期費用、どれくらいにすれば良いのでしょうか。
当ブログで推奨しているのは、以下の表のとおりです。
(※設置状況などによっても変わってくるので、あくまで目安です)
3kw | 21.0万円 |
4kw | 20.5万円 |
5kw | 20.0万円 |
6kw | 19.5万円 |
7kw | 19.0万円 |
8kw | 18.5万円 |
9kw | 18万円 |
10kw | 17.5万円 |
例えば、5kwの太陽光発電を設置する方であれば、
20万円 × 5kw =100万円
このようになります。
1kwあたりの価格をこのようにしたのは、次の理由からです。
- 保証期間内に初期費用、メンテナンス・修理費、撤去費の全てを回収できるから
- 補助金なしでも無理なく目指せる金額だから
2023年の相場価格が1kwあたり25.9万円であることを考えるとかなり安い金額だと思います。
とはいえ、どうやって20万円以下で設置してくれる業者を探せばいいか分からないと思います。
結論から言うと複数業社から相見積もりをとってください。(できれば価格交渉もするとよりGood!)
相見積もりを取ることで、価格競争が行われるようになり、結果として価格は安くなります。
また、複数業社から提案を受けることで、正しい情報や適正価格も見えてきます。
1社だけで決めてしまうというのは、価格はもちろんのこと、それ以外にもリスクも出てくるので、複数業社で見積もりをとることをおすすめします。
ローン利息
太陽光発電を設置するには高額な費用が必要です。
これを現金で支払える方は良いのですが、多くの方はローンを組んで購入すると思います。
ローンで支払う場合で忘れがちなのが利息です。これもしっかりと計算に入れておかなければなりません。
我が家の場合、銀行のリフォームローンを利用し、110万円を金利1.4%、10年払いにしているので、支払総額は約118万円になります。
新築で住宅ローンに組んだ場合で例えれば、110万円を金利1.0%、35年払いにした場合、支払い総額は約130万円となります。
このように、利息だけでも数万円から数十万円の利息がかかってきます。
この利息まで考えておかないと、実は損していたなんてことにもなりかねません。
利息はこちらで簡単に計算できますので、シミュレーションしてみて下さい。
できるだけ利息を少なくするためには、安い金利で借りて、支払い期間を短くすることです。
金利動向によりますが、できれば2.0%以下にしておくことがおすすめです。
住宅ローンに組み込む場合、月々の返済額は少なくなりますが、支払い総額は多くなるのでその辺りも考慮しておくと良いと思います。
メンテナンス・修理費
太陽光発電で気になるのが、メンテナンス・修理費だと思います。
この費用中で一番重要なのが、パワーコンディショナーの交換費用です。
パワーコンディショナーは10〜15年ほどで交換が必要で、交換費用は20〜30万円程かかってきます。
これは必ずかかってくる費用なので、設置する前に知っておかなければなりません。
中にはこの費用を知らずに設置して、あとで後悔するという人もいます。
本来であれば業者がきちんと説明しておくべきですが、中にはそういったことを説明しない業者もいるので注意が必要です。
この他には、定期点検費用があります。
現在、定期点検は義務化されておりますが、何年に一度などの明確な規定もなく、努力義務となっています。
4年に1回程度の点検が推奨されており、費用は1回に2〜5万円程です。
しかし、実情としては何もしてないという方が多いみたいです。
太陽光設置業者の説明ではトラブルなどない限りは基本的に必要なしとのこと。
— ハッチ@家庭用太陽光発電 (@hacchi_myhome) October 27, 2022
義務化されてるみたいですが、モニターチェックとか以外に皆さんメンテナンスされてますか?
このようにメンテナンスしてないという方も多いですが、最低でも保証期間が切れる前に一度点検しておくことをおすすめします。
撤去・処分費
何十年後になるか分かりませんが、最終的には撤去・処分費用がかかってきます。
2022年から設置容量10kw以上の場合、売電金額からこの撤去費用の積み立てが行われるようになりました。
10kw未満の場合は、この積み立て制度はありません。
現在、この撤去・処分にかかる費用は、15万円程(撤去費10万円、運搬・処分費5万円)となっています。
この15万円は太陽光パネル20枚を想定しており、パネルの枚数、設置状況などによっても変わってきます。
こちらは実際に業者に問い合わせた方のツイートです。
太陽光業者さんに太陽光パネルの撤去費用を聞いてみた
— さこ (@masaharuhaus) May 20, 2022
【撤去費用】
◼︎3人工で8〜9万円
◼︎パネル処分費5.6kwで6万円くらい
(4.5kwくらいまでだと4〜5万円くらい)※処分する際に運ぶトラックの大きさで処分費用が変わる
合計15万円程
※業者さんは使えなくなった場合、載せたままにする事を推奨
ただし、太陽光発電を撤去・処分するのは何十年も先になり、費用も変わってくる可能性があるので、あくまで参考程度にしておいた方が良いです。
要素②:太陽光発電の保証
太陽光発電は耐久性に優れていますが、それでも思わぬトラブルで故障してしまう可能性はあります。
費用と合わせて重要になってくるのが保証です。
保証があれば万が一の故障したとしても、無償で修理・交換してくれます。
大事なのは、費用を回収するまでの間に保証が切れないようにしておくことです。
保証をきちんと受けるためには、太陽光発電メーカー認定の業者で決められた部材・方法で設置されることが条件になってるので、そこも注意しておく必要があります。
当ブログでは以下の保証期間をつけることを推奨します。
- 出力保証 25年(メーカー保証)
- 機器(システム)保証 15年(メーカー保証)
- 自然災害補償(火災保険でも対応可) 15年(メーカー保証)
- 施工保証 10年(設置業者保証)
出力保証 25年(メーカー保証)
出力保証とは、太陽光パネルの出力値が保証の規定値を下回った場合に、修理・交換してくれる保証です。
保証の規定値はメーカーによって様々ですが、最近は海外メーカーの方が規定値の基準が高い傾向にあり、1年ごとに保証値を規定しているメーカーもあります。
とはいえ、国内メーカーも決して規定値が低いというわけではなく、10年目までは80%、11〜25年目で70%の規定値を保証しているところが多いです。
保証期間は、最も長いメーカーで40年保証しているところもありますが、ほとんどのメーカーは20年もしくは25年となっています。
40年保証してくれるメーカーも魅力的ですが、価格の関係もあるので、25年保証のメーカーを選んでも問題ありません。
機器(システム)保証 15年
機器(システム)保証とは、太陽光発電システムを構成する機器を保証してくれるもので、パワコン、接続箱などが保証対象となっています。
機器(システム)保証は太陽光発電の保証の中で最も重要な保証になります。
太陽光発電システムの中で一番最初に故障する可能性が高いのがパワコンです。
メンテナンス・修理費用で書いたように、パワコンの耐用年数は10〜15年で交換には20万円程度の費用がかかります。
これが保証期間内であると、無償で交換してくれます。
このことを考えると、機器保証の保証期間は15年間のメーカーを選択するべきです。
自然災害保証(火災保険)
先ほどの機器保証で保証されるのは、あくまで機械トラブルによるものだけで、火災・台風・豪雪など自然災害による故障は保証対象外となります。
最近は自然災害も多く、太陽光発電もいつ自然災害によって被害を受けるか分かりません。
そんな時、自然災害補償を付けておかないと設置して損をしてしまう可能性が出てきます。
自然災害補償を受けるためには、メーカーの自然災害補償に加入している業者から購入、設置してもらう必要があります。
業者を選ぶ際は、自然災害補償の有無について確認しておきましょう。
ただ、太陽光発電は住宅の火災保険でも保証されます。
したがって、火災保険でカバーできる場合は無理に自然災害補償をつける必要はありませんが、火災保険の内容についてはしっかりと確認しておいた方が良いです。
あと火災保険の中で”電気的機械的事故特約”というものがあり、これはエアコンやビルドイン食洗機など家に固定される家電の突発的な事故を補償してくれる特約です。
この特約は太陽光発電も対象となっており、保険料もそこまで高額ではないので、可能であれば付帯しておくとより安心です。
施工補償
太陽光発電設置の施工トラブルで最も懸念されるのが雨漏れです。
特に屋根に穴を開けて設置する工法の場合、しっかりと防水処理しておかなければ雨漏れにつながってしまいます。
きちんと正しく施工してもらえれば、過度に心配する必要もありませんが、万が一ということに備えて保証はしっかりと付けておくべきです。
設置業者を選ぶ際は、施工保証してくれる業者を選ぶことが大事です。
「うちは技術があるから大丈夫ですよ」
「今まで設置して雨漏れしたことはありません」
このように言われたとしても、自身の家で施工不良が100%起きないとは言い切れないので、やはり保証は必要です。(もちろんこういった過去の施工実績も重要ですが)
また、太陽光発電メーカーで唯一、施工保証してくれるメーカーがあります。
それは長州産業です。
雨漏れが心配だという場合は、長州産業を選んでおくとより安心です。
要素③:発電量
太陽光発電で重要なのが発電量です。
発電量というのは、収支を計算する上でとても重要になってきます。
当然、発電量が多ければ多いほど売電収入や削減できる電気代も大きくなってくるので経済効果は大きくなります。
逆に発電量がほとんど見込めないなどの場合は設置すべきではありません。
以下が発電量に関するポイントです。
- 発電量が見込めない場合では設置しない
- 発電量は業者に詳細なシミュレーションを出してもらう
- 発電量シミュレーションが適正か見極める(全国平均では1kwあたり年間1200kwh程度)
どのくらい発電するのか知っておく
まずは、太陽光発電を設置したときにどのくらい発電するのか知っておくことが重要です。
この発電量は見積もり依頼する時、業者にシミュレーションを出してもらうことで確認できます。
ちなみに、こちらが我が家の太陽光発電7.14kwの発電量シミュレーションになります。
発電量は、設置する地域、方角、角度、日射量、損失計算などによって変わってくるので、自身で計算するというのはなかなか難しいです。
必ずしもシミュレーション通りの結果となるとは限りませんが、そこまで大きく外れるということもないと思います。
ちなみに、シミュレーションよりも実際の発電量が多かったという方がTwitterでは多かったです。(※少なくなる場合もあるので注意)
太陽光発電を設置された方に質問です。
— ハッチ@家庭用太陽光発電 (@hacchi_myhome) September 13, 2022
シミュレーションと実際の発電量って差がありました?
発電量シミュレーションが適正か見極める
業者が出すシミュレーションが必ずしも適正とは限りません。
中には、契約させたいために発電量を多く出すような業者もいます。
発電量の全国平均は太陽光発電1kwあたり年間約1200kwhとなってます。
設置状況によって発電量は変わってきますが、平均から明らかに逸脱している場合は疑った方が良いです。(例えば1kwあたり2000kwhなど)
また、複数業者にシミュレーションを出してもらうことも効果的です。
業者によって多少の違いはあれど、大体似たような発電量になってくると思うので、明らかに他の業者と違ったシミュレーション結果出してる業者には要注意です。
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太陽光発電で失敗しないためのメーカー選び
太陽光発電メーカーはたくさんあり、どのメーカーが良いのか分からないという方も多いはずです。
メーカー選びの際に重要になってくるのは、次の3つです。
- 価格
- 性能
- 保証
どれも欠かせない要素で、
- 性能はいいけど価格が高い
- 価格は安いけど保証が短い
こういったメーカーはおすすめしません。
この3つの要素が揃っていて、当ブログがおすすめするメーカーは次の3つです。
- 長州産業
- ハンファQセルズ
- カナディアンソーラー
聞いたことがないメーカーだと思う方もいるかもしれませんが、日本でのシェアは高いです。
2023年
— ハッチ@家庭用太陽光発電 (@hacchi_myhome) January 4, 2023
あなたが選ぶ太陽光パネルメーカーは?
私は長州産業に1票です✋
理由や選択肢に無いのはリプで回答お願いします。
我が家は、長州産業を設置していますが、価格、性能、保証のバランスがよく大満足です。
太陽光発電で失敗しないための業者選び
業者を選びというのは、とても重要になってきます。
重要な3つの要素を踏まえて、業者を選ぶときのポイントは以下のとおりです。
業社選びのポイント
- 1kwあたり20万円以下で設置してくれるか
- 見積もり内容に工事費、申請費など全て含まれているか
- メーカー認定の施工業者であるか
- 施工保証はあるか
- 自然災害保証に加入しているか
- 施工実績が豊富か
- こちらの質問にきちんと回答してくれるか
これらのポイントさえおさえておけば業者選びで失敗しないはずです。
業者選びで一番やってはいけないのは訪問販売業者を選ぶことです。
訪問販売業者は非常に割高な価格を提示してくるケースが多いです。
我が家にも頻繁にきますが、最近はいろんな手口を使って営業してきますので注意が必要です。
また、訪問販売業者に限らずこんな言葉には注意です。
こんな言葉に注意!
- モニター価格で設置できます
- ○棟限定、キャンペーン価格で設置できます
- 今なら工事費が無料です
- 電気代がタダになります
このように言われるとお得のように感じますが、実際は高額な費用という場合が多いです。
例えば、工事費が無料と言っても、商品代に上乗せしていれば、なんの意味もありません。
大事なのは、総額でいくらなのかということです。
総額を分かりにくくしているような業者はやめておいた方が良いです。
ではどのように業者を探すのが良いのでしょう。
結論としては、一括見積もりサイトを使うことです。
我が家も自身で業者を探したりしてみましたが、結局良い業者は見つからず、最初から一括見積もりサイトを使っておけば良かったと思ってます。
一括見積もりサイトを使えば、
- 簡単に相見積もりできる
- 価格交渉しやすい
- 悪質業者が排除されている
- しつこい営業がない
このようなメリットがあり、完全に無料で利用できるので使って損はありません。
まとめ:太陽光発電で失敗しないための方法
長々と書きましたが、太陽光発電で失敗しないための方法のまとめです。
- 1kwあたり20万円以下で設置しよう
- メンテナンス費、処分費、ローン利息を計算しておこう
- 保証を充実させておこう
- 発電量が見込めない場合は設置しない
- メーカーは長州産業を選ぼう
- 一括見積もりサイトを活用しよう
太陽光発電で損したという人の多くは、業者の言われるまま無計画に設置に設置しています。
この記事で書いたように、きちんと計画して設置すれば、太陽光発電で後悔する可能性は低いです。
特に最近は電気代の高騰が凄まじく、太陽光発電を設置することによる経済的メリットはより大きくなってきています。
今後さらなる値上げの可能性もあるので、設置を検討されている方は早めに動いた方が良いかもしれません。
設置しようか悩んでいる方は、この記事を参考にぜひ前向きに検討してみて下さい。
この他にも、当ブログでは太陽光発電に関する役立つ情報を発信していますので、参考にしてみて下さい。
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